暗黒の街

この街は日に当たる事のない技術や知識を集合させる事を目的とした街・・・・・・・・・・・・。

だからって、違法推進サイトではないのであしからず。
面白い技術でありながら、合法違法の狭間で世に埋もれた技術とかを
記録に留め置くのが目的。
ここから得た知識を悪用しないように。
野良猫帝国は一切の責任を負いません。

間違えたから帰りたい方、こちら


目次

アングラとは何か?

加速した時代

技術開発の考え方

で、実際のUGサイトは・・・・


警告
あなたは20歳以上の成人であり、法的処罰を受ける資格を有する日本人であり、
さらに地下技術に興味があり、その結果に対する自己責任および社会的責任を負うことが出来ますか?
ここから先はどこまでも自己責任サイトです。
PC技術の趨勢を多次元的に見る為に存在します。
合法、違法はこの限りではありません。
従って、ここより先に進む方は自己責任を負っていただきます。

自己責任は負えますか?   

YES    NO

あーむかーし、こんなHPがフツーに存在していたなぁ(笑


アプリ板(あゆ板)

ツール板(なゆ板)

補完板

動画板(あゆ板)

雑談用板

お判り頂けるだろうか?
上の空いた場所に文字が書かれているのを。
初歩的なカメレオン方式の隠蔽工作の代表である。

違法サイトの多くはこの様な形で、ROMイメージやらCDイメージを交換し合っていた。
逮捕者が多数でる中でも、外国鯖を利用したり、まぁ、色々とイタチゴッコを繰り広げた
熱い時代があった。
今でも多分、存在するとは思うが、
その多くは会員制であったりして、易々と部外者が踏み入れる事は出来ないだろう。
また、近年はWINMX等をはじめとしたP2P的な技術を利用した方式で、
交換等を実施している模様なので、
かつての様なwebで半堂々と交換&提供をやってのけるサイトは減った様だ。

それの善し悪しは別として・・・・


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アングラとは何か?

アングラ・・・・。
アンダーグラウンド(地下)の略。
一般的に公に出来ない物事に対して使用する言葉。
当然、PCやネット上で使用されているアングラも同様の意味を有している。
アングラの守備範囲は広く、合法・違法の差こそアレ、
いづれも悪意に利用されやすい技術や知識である。
少し昔のアングラと言えば、
不正アクセスに始まり、情報解析、情報盗出方法、破壊工作、コンピューターウィルス造成といったモノだった。
どれも素人技ではなく、より専門的なコンピューター知識が必要であった。

それが技術の進化に伴って、より専門的でなくとも実行できるに至り、
アングラ世界の技術は守備範囲を広めるに至る。
そして様々なゲームの複製が可能となるや、
不正頒布やその方法、情報の暗号化、果てはプロテクトCDの複製まで・・・・
実に雑多にわたる。

また、どういう訳か近年、アングラ関連の書籍が出版される例が増えた。
有る意味、アングラを助長している様にも見えるが、
逆にアングラの手口を知る事での予防や抑制に貢献はしているのかもしれない。
そう、コンピューターの最大の技術的防衛手段は、技術を知ることである。

アングラの技術は悪用すればとんでもない事にもなりかねないが、
知っている事でそれを未然に防ぎ、或いは防げなくても被害を押さえ、
沈静化させる方法も存在するのである。

そうした技術の山積場所が本来のアンダーグラウンドサイトであり、
同時に違法活動の根拠地もアンダーグラウンドサイトなのである。

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加速した時代

アングラというか、違法活動やそれに伴う技術が加速的に進化、発展した時があった。
少し前の事だから、記憶に新しいかもしれない。
1995年にPCが普及しだして、1998年にはネットが一般化すると
アングラは比較的身近な所まで来ていた。

ISDNの常時接続サービスも始まっており、ADSLも実用化されつつあった時代である。
PCの学校導入教育制度の第一世代が大学生や社会人になって、
自分のPCを入手しだした頃でもある。

その時、ネット世界は大きくアングラ方向に加速した感が見られた。
毎日の様に作られる違法サイトやUG関連サイト。
毎日新しく生まれる所謂、裏ツール。
飛び交う情報。
微妙に活気づいていた。

あゆ板やなゆ板というアップロード掲示板が出現したのは2000年に入った頃だっただろうか?
ファイルの分割技術が向上し、同時にそれらを隠蔽するステガノグラフ技術も進化した。
同時にコンピューターウィルスが蔓延し、それに対する対策技術も進化した。
裏表、合法・違法の差こそアレ、PC技術という点で考えれば、
その時はまさに技術的進化の黄金時代とも言えたかもしれない。

PC関連の営業営利業界が警鐘を鳴らしたのも無理からぬ話である。

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技術開発の考え方

技術は常に進化しているが、爆発的躍進は何らかのリスクを必要とするのは、
良く知られた事である。
そのリスクは時に疫病であり、自然災害であったりもしたろうし、
一番の技術的貢献に寄与したのは【戦争】であったろう。

同じ様にPC技術もまた多数のリスクと引き替えに進化を遂げてきた。
そもそもコンピューター自体が戦争の道具として開発されたのであるから、
当然の事なのだろうが・・・・・・。

技術の発展に於いて倫理観は通用するだろうか?
難しい問いかけである。
倫理観と技術開発に於ける開発者の野心は同じ方向に向かっている様で、
本質的には相反するケースが圧倒的に多かった。
1つの事に対して飽くなき挑戦と試みを行う、それが技術開発のあり方である。
これこそがPC或いはwebに存在する負の技術の根元であるのだろう。
ウィルス開発に心血を注ぐ、セキュリティーを打ち破る方法に心血を注ぐ・・・・
或いは偽装の方法に心血を注ぐ。
傍目に見れば違法行為であるが、しかし技術の発展には寄与しているのかもしれない。

そして、それらの誕生と共により強力な駆除ソフトが生まれ、
更に強化されたICE(セキュリティシステム)が作られる。
或いは偽装を見抜く目が養われる。

技術とはまさに正負相互の切磋琢磨によって発展しているのだろう。
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で、実際のUGサイトは・・・・

さて、話は変わり、実際に存在した(2002年現在消滅)UGサイト等を取り上げて、
一般にUGサイトというのがどの様なモノかを見てみたい。

UGサイトとして有る意味有名になってしまったHPが『ファミコン決死隊』だろう。
新聞やニュースにまでなってしまったし、主メンバーも検挙されてしまったし、
だめ押しで『裏ニュース本』の後ろの方に掲載されてしまった訳だから、
その手の人々には相当知られてしまったハズだ。

多分、googleで検索すればサイト自体を補完しているサイトがあったと思う。
むろん、違法物の掲載はしていないけど。
このサイトはオープンサイトと呼ばれる形態と
会員サイトと呼ばれる形態のサイトの中間的なサイト運営であった。
いや、ほぼオープンサイトと言っても良いかもしれない。
主として存在したのがエミュレーター用のロム。
それもファミコンのロムイメージである。
ファミコンカセットとして発売、配布された全てを集めたサイトとして有名だった。

エミュレーターというものそれ自体はなんら違法ではない。
もう合法的に使用できるし、開発もできる。
元ゲーム開発会社の前で遊んでいたって文句を言われる事もない。
非難がましい目で見られるだろうけど・・・・

問題はロムイメージである。
ロムイメージ自体の吸い出しは、工作が好きならば、さほど難しい訳ではないし、
今は絶版気味だが吸い出しの為のツールも売っていた。
今でも買おうと思えば買えると思う。
そのくらいポピュラーなモノだが、
ロムイメージはポピュラーではない。
純粋な著作物であり、少なくとも2040年までは自由に出来ない。
ロムイメージの吸い出しや利用はあくまでも
使用権を買い取ったユーザーが個人的に楽しむ範囲でのみ、
行使しうる事なのである。

一応、メーカーは保身の為に「あーだこーだ」うるさい事を言っているが、
法的根拠は極めて低いので(個人財産権の行使が優勢)、
メーカーの利益を著しく損失させない限りにおいては、
無視してしまって一向に構わない。

が、インターネット上に後悔するのは極めてよろしくない。
日本には公衆送信権という保護法律も存在する。
ファミコン決死隊は著作権侵害と公衆送信権違反という事になった。
実際に存在するUGサイトの多くはこの二つの法律に抵触しているサイトが多い。

実はそうでないUGサイトもある。
それが技術供与サイトであり、支援サイトである。
技術サイトはクラックから進入までをレクチャーしたサイトであったりするし、
支援サイトはそうしたサイトを結んだり、
或いはツールを提供したりする場合が多い。
もちろん双方共に基本的には違法サイトではない。
また、エミュレーター関係もこの部類に入るらしい。

UGサイトと一括りで言っても多種多様、合法違法、実に雑多なのだ。

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