ポケットポストペットのCE化計画白書

TOPへ戻る


★ポケットポストペットのWindowsCE化の試みとは?★

ポケットポストペットはNTTDOCOMOから20世紀末頃に発売された
NTTDOCOMOムーバーシリーズ用のインターネット&メール端末です。

独自のGUI仕様の様に、一件見えますが、
これはマイクロソフト社の開発したモバイル用OS MS-WindowsCEをベースとしています。
というより、根幹部分はWindowsCEです。

という事は、WindowsCEの部分を全面に引き出させ、
同じ様にWindowsCEのOSを持つNTTDOCOMOの製品、シグマリオンの様なポケットPCにはならないだろうか?
という試みが1999−2001年頃の辺りで盛んに行われました。

この様な試みが各サイト様や協力開発者の間で、実行に移されてしばらくした頃、
某雑誌にポケットポストペットのCE化がついに掲載されました。

この試みの利点は、
当時、シグマリオンが39800円程度で販売されていたのに対して、
ポストペットはそれより安く、12800円−15800円程度の間で販売され、
その後、更に値下がりし、2800円程度でも新品が手に入った事で、
低価格でWindowsCEマシンが入手できるというモノでした。

更にこのCE化されたポストペットでWindowsCE対応のアプリケーションや
GBエミュ、或いはデータ変換によるAVG32系のPCゲームが動くという事が、
この試みに大きな拍車を促す事になりました。

★CE化に当たって必要なモノ★

ポケットポストペット(以下ポペペで表記あり)のWindowsCE化に必要なモノを書き出します。

1 ポケットポストペット本体 VERは最新である事 確か4100だと・・・
2 マルチメディアカード 最低でも16MBは欲しいです。
3 マルチメディアカードのリーダー/ライター機器
4 WIN98CEかWIN2000がまともに動作するパソコン 
  XP環境だと動かないアプリがあるかも・・・・
5 WindowsCE化に必要とされる各ソフトウェア
6 気力と根性

本体のVERが最新ならSDカードも一応読み書き出来るのですが、
カード、或いは本体に多少の改造が必要になる場合がありますので、
出来ればマルチメディアカードがお奨めです。

★WindowsCE化の手順★
まず、ブーストラップでCEのプログラムを起動させる必要があります。
ポケットポストペットはマルチメディアカード挿入時に、
カード内に【\CE\R4100\AutoRun.exe】が存在すると、
それを自動起動させる機構なので、これを利用します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
手順や運用に関しての詳しくは↓のサイト様で紹介されてます。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/5006/popope.html
(野良猫帝国でも上記サイト様の文献を参考とさせていただきました)

上記サイト様と内容が重複しますがミラーリングのつもりでCE化の手順説明を続けます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

Tillano Explorer のポケットポストペット版を入手します。
http://tillanosoft.com/ce/texplorej.html
↑Tillano Explorer(Tillanosoft様)のサイトです。

http://tillanosoft.com/ce/popopej.html
↑ポストペット用のTillano Explorerのページ

あと、SmallMenuとSmallTweakのポケットポストペット版も上記ページからDLしましょう。
CE化の設定や各種動作の上で必要になります。

さて、これらのファイルをダウンロードし無事に解答が出来ると、
【texplore.exe】 【smenu.exe】 【stweak.exe】
という3つのexeファイルがPC上の任意の箇所に作成されているハズです。
これをあらかじめ用意したマルチメディアカードにコピーします。
この時、【texplore.exe】だけはもう一つ別に、
マルチメディアカード上で【\CE\R4100】という名前でフォルダを作成して、
そこに 【AutoRun.exe】 という名前でコピーします。
こうする事で、マルチメディアカードが本体に挿入した時、
Tillano Explorerが自動的に起動する様になります。

Tillano Explorerが自動起動したら、ポストペットの本体上に、
【\Program Files\Tillanosoft】
というフォルダを作成して、
【texplore.exe】 【smenu.exe】 【stweak.exe】の3つのファイルをコピーします。

そうしたら、今度は本体から直接、各ファイルの操作やアクセスが可能になる様に設定をします。
この設定をする事で、わざわざカード挿入の自動認識起動機能を利用しなくても、
CEプログラムを呼び出せる様になるのです。

その為のタスクスイッチャーとプログラムランチャーに該当するソフトが、
【smenu.exe】という事になります。
そして、このソフトを機能・動作する環境を作成するのが【stweak.exe】です。

ファイルエクスプローラー上から【stweak.exe】を起動して、ハードアイコンのタブを選択し、
割り当てを変更する機能を利用して、任意の、まず使いそうにないハードアイコンを選択し、
ハードアイコンに割り当てられたプログラムを【smenu.exe】の起動に変更します。
【smenu.exe】を割り当てるには、任意のハードウェアアイコンを選択した後、
「プログラム」の部分に"\Program Files\Tillanosoft\smenu.exe"と入力して、
OK ボタンを押します。

これで任意のハードウェアアイコンから【smenu.exe】が呼び出せると思います。
その上で、【smenu.exe】から【texplore.exe】が起動できる様に設定します。
そうする事で、いつでも【smenu.exe】から各種設定の変更が可能になるからです。
【smenu.exe】は親切設計で「\Windows\プログラム」に存在するショートカットが、
そのままメニューに出現する機能があるので、
【texplore.exe】のショートカットを作成し、「\Windows\プログラム」に移動させておけば、
【smenu.exe】を起動させた際、
そのメニュー項目の中に【texplore.exe】のショートカットが出現します。

この方法で任意のソフトを組み込んだ際も、そのように設定すれば、
プログラムランチャー上のメニュー項目から目的のプログラムを呼び出せる様になります。

ここまでが、ポケットポストペットのCE化の手順です。


〈参照サイト〉
Toru Imai's Windows CE Lab
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/5006/

Tillanosoft
http://tillanosoft.com/ce/indexj.html

2chだと
http://pc.2ch.net/mobile/kako/1001/10016/1001653171.html
ここら辺から
http://pc3.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1063134085/l50
のあたりまで。

ポケット・ポストペットの部屋
http://homepage2.nifty.com/heart-feeling/index_ppp.html
ポペペ関係のフリーウェアを開発・紹介されています。

ポポペといっしょ
http://e550.hp.infoseek.co.jp/popope/
ポペペの新たな活用術を紹介されてます。
GPS化は必見&実行の価値ありです。

SO−Netのポペペ公式HP
http://www.so-net.ne.jp/pocket/top.html
http://www.postpet.so-net.ne.jp/pocket/product/index.html

DOCOMO系の公式サイト
http://www.docomo-kansai.co.jp/products/media/p-postpet/


TOPへ戻る